神農本草経

中国・漢代(1〜2世紀頃)に成立したとされた世界最古の薬学書です。現代のようにエビデンスを基にして編集されたものではなく、経験を基にまとめたものです。

人体に作用する薬効の強さによって、下薬(げやく125種類)・中薬(ちゅうやく120種類)・上薬(じょうやく120種類)(下品・中品・上品ともいう)に分けて記載されています。

平成21年6月1日より施行された改正薬事法で、医薬品は副作用などによる健康被害の生じるリスクに応じて、第一類・第二類・第三類の3つに分けられ、最も注意が必要な第一類医薬品だけは薬剤師がいる店舗でしか購入できないという規則になりました。すでにこれとよく似た分類が、約2000年前の薬物書に使われて、使用の際の危険度に応じて薬物が分類されていたということに驚かされます。

もう一つ驚かされることは、上薬に記載された薬草です。そのほとんどが現代の健康食品に近いもので長期間、摂取して体を養うものが選ばれています。(にんじん、クコの実、蜂蜜など)
毎日摂取する食品で健康を維持する。この考えは今も通用します。我々は、日々の食事をよく考えて摂ることが重要であると再認識しましょう。

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